心・小腸経の疾患

心経と小腸経は東洋医学において密接な関係を持つ経絡であり、それぞれ心臓や精神活動、小腸の消化吸収機能と関連しています。これらの経絡に異常が生じると、以下のような疾患や症状が現れることがあります。

心経の疾患

  • 心気虚: 動悸、息切れ、倦怠感、汗が出やすい
  • 心陽虚: 胸の痛み、冷え、寒さを嫌う
  • 心血虚: 不眠、めまい、物忘れ、動悸
  • 心陰虚: 手足のほてり、不眠、焦燥感
  • 心火亢進: 不眠、胸の熱感、尿の色が濃い、精神不安定
  • 心脈の阻滞: 胸痛、背中の痛み、胸苦しさ

小腸経の疾患

  • 小腸の虚寒病証: 消化機能の低下、下痢、腹鳴
  • 小腸の実熱病証: 赤みを帯びた尿、舌先の赤み

心経と小腸経のバランスが崩れると、精神的な不調や消化器系の問題が生じることがあります。特にストレスや食生活の乱れが影響を与えるため、適切な養生が重要です。

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