副神経麻痺

副神経は

第11脳神経で主として胸鎖乳突筋や僧帽筋、および喉頭の筋を支配する運動神経である。

原因

副神経麻痺は多くは頸部腫瘍、頸部の外傷や手術の損傷等による頸部疾患により起こり、主に偏側性である。

症状

支配神経である胸鎖乳突筋、僧帽筋の麻痺症状を呈する、胸鎖乳突筋の場合は顎が病側に回転挙上、僧帽筋の場合は僧帽筋が萎縮し、肩甲骨の内縁が脊柱より離れ、、肩甲骨の輪郭が目立ってみえる、肩が上がらない、肩が凝ってつらい、肩の周りが痛いなどの症状も見られます。

指圧による施術

本症は医師による原因除去が第一である。

指圧を併用し自然治癒能力を喚起して治癒に導くことも意義がある。

胸鎖乳突筋の麻痺に対しては患側の胸鎖乳突筋の起始、停止部を中心に前頸部、側頸部、後頸部を入念に指圧し、次いで肩甲上部、肩甲間部の指圧も施し、全身指圧を行い自然治癒能力の喚起に努める。

僧帽筋麻痺は後頚部、上項線、肩甲上部、肩甲間部を細かく入念に指圧する、次いで全身指圧を行い自然治癒能力の喚起に努める。

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