心包と三焦経

心包経（しんぽうけい）

心包経は、心臓を保護する役割を持つ経絡です。心包は心臓を包む膜であり、心包経はこの膜を通じて体内のエネルギーを調整します。心包経の主な役割は以下の通りです：

• 心臓の保護: 心臓を外部の影響から守る。
• 精神的な安定: 精神的な安定を保つ。
• 血液循環の調整: 血液の循環を調整する。

心包経は胸部から始まり、腕の内側を通って手の中指に至ります。

三焦経（さんしょうけい）

三焦経は、体内の三つの焦（上焦、中焦、下焦）を調整する経絡です。三焦は体内の異なる部位を指し、それぞれが異なる機能を持っています。三焦経の主な役割は以下の通りです：

• 上焦: 呼吸と循環を調整する。
• 中焦: 消化と吸収を調整する。
• 下焦: 排泄と生殖を調整する。

三焦経は目の外側から始まり、耳の周りを通って腕の外側を通り、手の薬指に至ります。

これらの経絡も、体の健康を維持するために重要な役割を果たしており、バランスが崩れると体調不良を引き起こすことがあります。