指圧

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循環器系の正常化

指圧は心臓、血管に対して反射的に作用して収縮や拡張作用を来たし、部分的に血流を弱めたり充血をさせる事ができる。指圧の直後は血管内圧が上昇し、血圧上昇をおこす事もあるが、暫くすれば血管の緊張は弛緩し、動脈の血流は促進して、局所的に充血を起こし、全身の血液、リンパの循環がうまく行われ、身体各組織への各種栄養素や酸素の供給が順調に行われ、消化吸収は旺盛になり、組織内の各種細胞の活動を増強し、その結果排出老廃物、病的産物が排泄器官である泌尿器官である泌尿器や肺、大腸、皮膚等により体外に排出し、組織内に出血などあった場合でもそれを吸収排除して心身の正常化を図るものである。
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ストレス

ストレスはホルモン即ち内分泌の不均衡によって生ずると言われているが、その学説を唱えたのがカナダのハンス・セリエ博士である。指圧療法の加圧が適圧であれば、下垂体前葉で造られた副腎皮質刺激ホルモンや、その刺激によって副腎皮質で造られる数種のホルモンが血液中を流れて異常を生じている各種臓器に作用して正常化に作用し健康に導きストレスが解消されると言われている。
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指圧の矯正作用

指圧の矯正作用には脊柱の矯正作用その他の骨格、関節の矯正作用も含まれるが、指圧療法は原則として全身施術を系統的に行い、筋肉、靭帯の柔軟性を助長し、自然治癒能力により、身体全体の矯正とバランスの正常化を図り、疾病を予防し、無理のない生活をおくれるように、生体に備わる恒常性、ホメオスタシスを喚起させることになる、したがって新陳代謝が盛んになり、老廃物の排除を助け、諸種の薬害や公害にも対応し、老化現象を防ぐ上にも貢献する。
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指圧の圧反射

内臓の諸器官の自立神経や内分泌の支配をうけている器官の調整は無意識に行われる反射作用によることは、明らかにされていることであり、指圧療法の第一の治効はその圧反射の喚起であって、漸増漸減の持続圧法により、体内の深部まで指の響きを到達させ、主として自律神経や内分泌器官、筋肉の興奮作用に及ぼす作用である。内臓諸器官に違和感を感じた場合は関連痛として背部や体肢の表面や筋肉に内臓反射などを生じて、筋肉や靭帯に硬結や凝りができたり、又は圧痛を生ずることもある。これを押圧し押圧部位の虚実を察知し、これに適圧を施すことにより、圧反射を生じ、人体に備わった自然治癒力を喚起し、各細胞の働きが活性化されて健康に導くものである。特に内臓運動反射による背部の筋肉や靭帯の緊張、抵抗、硬結などの違和感を緩めて内因性の疾患治癒に働きかける事は大いにある。例えば神経痛、神経麻痺、消化器疾患、循環器疾患、神経失調症、慢性疾患等の疾病治癒に寄与する所は少なくないのである。尚お前頸部の頸動脈洞指圧は減圧反射を起こし、脈拍数を減らしたり、血圧を正常にしたり、胃腸の働きを適正に戻したり、消化吸収を促進させる効果が特によく知られている。眼球指圧もアシュネル反射を起こし、心臓の興奮を抑制し、血圧を下げる効果がある。
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指圧の効能

指圧療法は健康の維持増進は勿論、万病の原因となる疲労を取り除き、筋肉、靭帯に柔軟性と弾力性を与えることにより、全身の細胞を活発化させ、生体に備わった自然治癒力を喚起し、様々な病気を克服できる療法の一つである。
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呼吸器系の風邪

最近流行りの風邪は、気管にいつまでも残って、いつまでも咳が治まらなく、良くも悪くもならない、しつこい風邪です。このような方は足湯が最適です、1.足湯に先立って、コップ1杯の水を飲みましよう。2.足湯をするには、入浴温度より2.5度~3度くらい高い湯に踝が隠れるまでつけ、6分位保つ。  お湯の温度は下がらないように、差し湯をしながら行います3.乾いたタオルでよく拭き、あまり赤くなってない方を、さらに2分追加します。4.よく拭いてから就寝します。足湯は就寝前に行いましょう。発汗すれば乾いたタオルなどでシッカリ拭きましょう。
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呼吸の役割 2

呼吸が意識的に出来るという理由は新しい動作を習得する時に、その動作に合わせた呼吸に変化させて、、全身を統一させるという特別な任務があるからです。意識的に個々の動作を体に習得させて、一つのまとまりにする時に、これを一体化させる上で呼吸が大きな役割を果たします。バラバラに組み立てられた動きが一つの流れとしてまとまるために、一息に一気に仕上げなければならないのです、そうして身についた動作はもはや意識しなくても自然になり流れるように出来るようになるのです。
健康

呼吸の役割 1

長い間の習慣で身についたものを変化させるためには、たんに頭で理解しただけでは駄目なのです、私達は生まれてから今現在まで、誰に教わるわけでもなく呼吸をしています。それは自分の行動に対して自然に行われているものですから、自分の行動にしみついたものなのです。新しい動作を習って、それを身につけるには、その形だけを習ったとうりにできるようになっても、それでは十分でないのです。その動作に伴ってする呼吸が、自然に出来るようになったとき、その呼吸法がのみこめた、ということなのです。その呼吸は頭で理解して動作に合わせようとしても、どこかぎこちなくてタイミングがずれ気が抜けてしまうのです。ところが同じ動作を繰り返し繰り返しやっている中で、自然と呼吸が身につくわけです、その時初めて息がピッタリ合った感じがするのです。「習うより慣れろ」と言うのがスポーツなどの基本となっているのも、この呼吸を習得するまで、繰り返しやりなさいと言うことなのでしょう。しかし誰もそれが本当の呼吸と結びついてるとは教えてくれません、実はそれを空気の呼き吸いだと気づいて、意識的に呼吸を整えようとするとかえって正しい呼吸にならないことを、熟練者はなんとなく感じているから言わないのです。
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呼吸法

呼吸とは生きることです。意識的に呼吸法をやれば、生命の本質から外れていきます、意識的に生きる事はできないし、生命のほとんどが無意識的に行われています。教える人の呼吸法は正しくても、習う人の理解は意識で求めたものです。呼吸は自然動作に伴います。新しい動作が自然にできるのは、それに伴う呼吸がピッタリ合っているということです、動作を説明する言葉は、全体のイメージから特徴的な部分を選んでできています。動作は意識ではなく、イメージで動いています。
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6月の健康

6月は水虫・湿疹などの皮膚疾患の発生しやすい時期です。顔・全身の皮膚と手足を清潔に保つように心がけましょう。食べ物のいたみやすい季節になります、食品だけでなく食器類や調理器具の衛生管理に心崖ましょう。梅雨に入ると、神経痛やリュウマチの人にはつらい時期です。あまり無理をせず安静を心掛け、軽めの朝散歩などは如何でしょう?