腎・膀胱系伸ばし
腎・膀胱系の役割「精気・清浄作用」
漢方的には体液全体の良い流れと各臓器に必要な成分の調整を行っており、さらに内分泌の副腎と自律神系
それに生殖機能までふくめていて、全身の精気を司る系統と考えられるので、「精気清浄作用」を分担して「肝心かなめ」と呼ばれるようにとてもとても重要な働きを担っています。
・所属機関
骨{歯}耳・目・内分泌線・生殖器・自律神経・髪毛
腎の症状・腰痛・足裏がほてる・冷え・不安症状・鼻血・手足のむくみ・など
膀胱系の症状・下肢のだるさ・冷えのぼせ・尿が近い・背中のツッパリ・ノイローゼ・など
腎・膀胱系のばし
はじめに息を吐いて、とれる姿勢を保持したまま、今度は息をイッパイ吸い込みます。
気が充実してくると、腰から足が緊張して爪先は反り返る様になります、頭が膝の方に垂れて、手先がグッと伸びます。
そのとき身体の背面から手・足にかけて、強いツッパリ感が出てきます、これが腎膀胱の経絡走行なのです。息を静かに大きく吐くと、そのツッパリが消えてきます、伸ばそうとしても伸びなかった手が、スッと前に出るのが実感できるでしょう、気を抜くとのびのびするという事が、よく分かるのが、この腎・膀胱系のばしですから、よくその感じをつかんでみて下さい、2,3度呼吸を繰り返すとズッと伸びが違ってきます。