陰陽と病症
陰陽と性格と働き
陰=地にかたどり水の性。内を守り栄養する、陽が動きすぎないように引き締める、静であり、寒の性格
陽=天にかだどり火の性。外に多くある、適当に発散し気温の変化から身体を衛る。動、熱の性格
陰陽の交流
体表には陽気が多く体内には陰気が多い、この二つの気はお互いに交流している、陰気は外に向かい
陽気は内に向かう。陽気が多いと活動的で、身体は温かくなる、陰気が多いと消極的になり身体は寒くなる。
身体上部には陽気が多い、臓では心が中心になる、身体下部には陰気がある、臓では腎が中心になる、
この上下の陰陽も交流している。
正常では陽気は下へ降りる、腰や足を温かくして生殖器の働きを活発にする
陰気は下から昇る、陰気が昇ると頭がスッキリする。
陰陽の気は上下と内外において交流し、その流れが平均して健康をたもちます。
陰陽の気が気が自然の状態と合致して身体をめぐっていると健康だと教えてくれます。
・身体の陰気が強い場合(陽気の不足)
身体が冷える、冷えて下痢をする、発汗すると陽気が不足してますます冷える、夏だと外界に陽気が多いので
身体に陽気が不足して冷えても助かるが、冬だと外界の陽気が少ないので余計に冷え性になる、陽経や心経、肺経を補うのがよい。
・身体の陽気が強い場合(陰気の不足)
身体が熱す、発汗させて熱を発散するとよい、発散できないと熱がこもる、口喝、呼吸困難、腫物ができるなどの症状を現す、
冬だと外界に陰気が多いので助かるが、夏だと外界に陽気が多いのでますます重症になる、陰経を補い、陽経を冩する、
あるいは下剤を服用さし、大便と共に熱をぬいてやる。